黒人の髪の毛・髪質・髪型の全て
黒人ルーツを持つ生徒も他の生徒も、
先生方もみんなが健やかに幸せな気持ちで学校生活を送るために
一般社団法人H.B.A JAPAN
学校関係者様へ
この度はこのWEBサイトをお開きいただきまして、誠にありがとうございます。
お時間を割いていただけで幸いに思います。
私達一般社団法人 H.B.A JAPANでは、日本で唯一データや裏付けを元にした歴史や文化面を含めホリスティックに黒人特有の髪質や髪型について約40年以上の知識と技術をもとに日本にて、正しい情報を広げるべく2019年4月に一般社団法人を設立し活動しています。
今、日本ではグローバル化が進み、以前に比べ外国人や片親が外国のルーツを持つお子さん達が増え続けています。生活仕様や文化、考え方も多様に増え、その変化に沿って変わっていくことがより良い日本を作る為に必要不可欠だと思います。
今回はこちらのWEBサイトを通して、黒人特有の髪質や髪型など詳しくご紹介させて頂きます。
変わる日本
厚生労働省の人口動態庁舎によりますと、毎年約2万人ずつ増えていっていると言われる片親が外国籍を持つ[**ハーフ]の人口です。20年前は学校に1人いるかいないかくらいの[ハーフ]の生徒も、最近は学年に数人はいることも普通になってきたと言われています。日本では人種やアイデンティティーについての統計はとられておらず、黒人のルーツを持つ子供が日本に実際どのくらいいるかはわからないのが現状です。
色々な背景を持つ[ハーフ]がいて、それぞれが日本で生活する中で困っていること、理解がなかなかされないことや、最悪なケースではいじめを経験する子供達もいます。それぞれの[ハーフ]に特有なケアやサポートが必要だと感じますが、こちらのWEBサイトでは黒人ルーツを持つ場合にフォーカスし、進ませて頂きます。
**一般的認知されている[ハーフ]を利用しましたが、現代では半分を意味する[ハーフ]という呼び名を問題視する人もいます。**
黒人特有の髪質
日本で黒人ルーツを持つ人が苦労する部分で髪型があります。なぜなら、黒人の髪はカールを持ち性質や伸び方も違います。
カールの大きさによっては横に伸びたりしますし、髪に水分を含んでいると縮んだり、逆に乾くとバネのように縮み短くなるのです。
じっくり時間をかけてケアしていく必要がある髪の毛
直毛なら朝起きで髪をとかして結ぶことに10分もかかりませんが、カールを持つ髪はしっかりと結ぶにもスタイリング剤をつけたり工夫をする必要があります。
髪質には様々な種類があります。
グローバルに変化する日本で、
みんなが同じ髪型をすることが不可能なこともあると理解をしていくことが大切です。
編み込みをすることでまとめることができる
コーンロウと言われる編み込み。ピシッと広がった髪の毛をまとめられます。
そこで、髪をまとめるために最適なのが髪を編むことなのです。日本だとファッションとして捉えられる編み込みですが、黒人特有の髪質には最適です。このように編み込むことで朝の支度も短縮化でき、子供達が髪の毛のことを過剰に気にすることなく学校生活を送ることができます。
子供の自信と生きやすさに繫がる。
自分の髪の毛を受け入れらるということ。
髪の毛は命と言われ、日本でも髪の毛を大切にしている方がいると思います。『たかが髪型ぐらい』と思われる方も中にはいるかもしれませんが、黒人にとって髪の毛は自分のアイデンティーや文化の重みとの繋がりがあるに加え、自分への自信や成長する過程で自分のルーツを受け入れることにも繋がっています。
自分の髪の毛を否定されるということは学校生活の中での自信の妨げにもなり得ます。今まで黒人ルーツの持つ子が入学したケースがない場合は、対応に戸惑いを感じたり、理解ができない先生方もいると思います。ですが、小学生・中学生・高校生と成長する過程で、自身のアイデンティティーを自他ともに認められないとその後の人生に深く影響します。周りから自分のナチュラルな存在を認められることで、自己肯定感を高めることができます。
自信をつけ自己肯定感を高めることで
・自分から意見を述べたり、助けを求めらる子供になる
・モチベーションが上がる
・新しいことに挑戦する
様々な編み込みの種類
一言に編み込みと言っても様々な種類があります。編み込みの歴史はとても長く、日本でも”フレンチ編み”ともいわれる一般的な三つ編みが描かれた6000年前の最古の遺物も北アフリカのアルジェリアで見つかっています。アフリカでは民族ごとに違う編み方があり、それぞれに意味が込められていて、髪の毛は体の1部の大切なものと認識されています。
ブレイズ
細かい三つ編みを何十本も編むこと
コーンロウ
地肌にピッタリとついた状態で編み込む
ドレッドロックス
地毛を筒状に固める
編むことでケアにもなる
もちろん髪を編むことでファッションを楽しむ人もいますが、
黒人特有の髪質は外的要因(湿気や気温の変化など)にたいへん弱く、粗い布に擦れただけで髪が切れてしまったり、うまく手入れをできていないとすぐ絡まってしまい、解くのに数時間とかかるケースも少なくありません。
そこで、髪を編み込むことでこれらのことを阻止することができます。黒人ルーツを持つ人にとっては全体的に見ても、編み込むことで色々な悩みを解決できるのです。髪を編むことを英語ではブレイディングとも言いますが、外的から守り豊かに生活ができるという点から編むことをプロテクティブ・スタイルとも呼びます。
理解を深め、
歩み寄ることでいいことが起きる。
学校には何百人もの人が関わっており、考え方やあり方を変えるには時間がかかるものだと思います。全員から理解を得ることや反対意見などがあることも承知でございます。今まで黒人ルーツの子供を受け持った経験がない場合や元々厳しい校則がある場合などは、他の保護者への説明やアプローチの仕方などにお困りの場合もあるかと思います。黒人の歴史や文化などあまりメジャーに知られている部分も少なく、受け入れることに時間がかかるかもしれません。
でも、一番大切なことは生徒達が幸せに成長し、学校生活を楽しみながら学ぶことだと思います。是非学校も理解を深め、対話をし歩み寄っていってほしいと願います。
おわリに
ここまで拝読いただきましてありがとうございました。
こちらの資料を通して少しでも黒人特有の髪質に対してご理解いただけましたら嬉しく思います。一般社団法人H.B.A JAPANでは、資料やデーター提供の他、特別授業の作成やセミナー、多様性に向けた生徒との接し方のガイドライン、他の生徒へ配布物の作成やこれからの学校への方針へのコンサルティングなどを現在期間限定で完全無料でおこなっております。お気軽にご相談くださいませ。
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